あらすじ

 明治32年11月6日(旧暦9月22日)

 京都金戒光明寺の境内

 島田魁爺は突然声をかけられる、

 振り向くと微笑む清楚な少女が立っていた。

 「これ。」と手渡されたモノは32年前に西郷細布子に預けた日記だった。

 目の前で微笑む少女は細布子だった。

 甦る慶応4年の会津の記憶が┅。